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    【偽装】猫物語・白

    ちわっす。早速の偽装です…orz
    不甲斐なくてすまんのう(´-ω-`;)ゞポリポリ

    あ、そうそう。
    『刀語』11話見ましたー。
    うわあああああっ(:□;)な11話でした。。。orz
    最後の引きが…超気になるよ。
    まあ、その辺はまた後ほど。

    ――で関連作というわけではないですが、最近読んだ西尾維新の別作品でっす。

    ●猫物語・白。

    猫物語 (白) (講談社BOX)

    あー…少し前に『俺妹』を読破し、あっちが超読みやすかったせいか、正直冒頭は入りにくかったです(^^;
    ってか、相変わらずこの方の小説ってクセがありますよね(笑)
    言葉遊びやらごちゃごちゃ色々あって読み返さないと「(・ω・)?」ってなるというか…(まあ私の読解力の低さが一番の敗因ですが。orz)

    ※そこまで詳細にネタバレはしません…が、チラホラは語るので未読の方はさらっとスルーしませう(--)

    まず冒頭。
    多分読み始めて初っ端から躓く人が何人かいるはずだ。
    なぜなら…
    シャーロックホームズの『白面の騎士』冒頭部分が原文(つまり英語)で「ババンっ!」と出てくるからだ。
    そして、、、和訳は一切ないってゆー…。。。orz

    自力で訳せとな!?Σ(゚□゚(゚□゚*)ナニーッ!!

    シャーロキアンは本持ってるかもだけど、俺はそこまでホームズに思い入れはないから本なんぞ手元にはなかったし、大昔(小学生時)読んだ文章なんぞ一言一句覚えてねぇよチクショー、勿論英語の成績も振るわなかったさ今更辞書引いてまでいちいち調べる気もねぇよ(…。)と思いながら、、、さくっとググりました。←敗 北 者

    ・・・グーグル先生ありがとうございます<(_ _)>

    あ、今作中では『白面の騎士』だけど、ググるときは『白面の兵士』って方が一般的なのかもしれん? 「騎士」「兵士」まあ訳す人次第って奴でさぁね。
    そして、調べてみても何のことはない文章で…それはそれで悔しくなるんだがな(トオイメ)

    要約するとあれだ。

    ホームズの話っていつも助手のワトスン先生が綴ってるわけですよ。
    でもシリーズ中2作品だけホームズ視点で語られてるものがあって、そのうちの一つが上述の『白面の騎士』です。
    だからこそ「これは(通常と書き方違うし)偽モンだー」的説もあるとかなんとか…(^^;
    その辺はまあ昔の話だし、日本でも『源氏物語』で後世に伝わっていく中似たようなやり取りがあるので省きます。

    で、話を戻し『猫物語・白』に出てきた部分は『白面の騎士』冒頭なわけです。

    いつも助手のワトスン先生に事件を回想し記録してもらってるホームズさんは、ワトスン先生に「君の書き方、あれどうにかならないの。もっと上手く書けないのかい?」的な文句を言ったわけですよ。天才なホームズさんから見たら凡人のワトスン先生のまとめ方が気に食わなかったのでしょう。
    そしたら怒ったワトスン先生が「じゃあ君、自分で書いてみたまえよ!ε=(。・`ω´・。)プンスカプン!!」と返したわけです。

    …もっともな話だよ。ホントにな(…。)

    というやりとりがあり、ホームズさんは助手のワトスン先生が絡んでいない(らしい事件?)『白面の騎士』を自分でまとめることとなりました。
    でも、実際書いてみると想像と違ったらしく「いやー…しかしいざ書くとなると、これはなかなか難しいものだね。彼が書いたようにやっぱりなってしまうのか…」的な呟きというか、まあ言い訳染みたことを語るわけです。冒頭でな。それが書き出しで、そこから事件について語るわけだ。

    『猫物語・白』に抜粋されて使われた『白面の騎士』冒頭部の要約はこんな感じ(俺なりの解釈と妄想台詞を入れたのできちんとした真面目な訳が読みたい人はググるか訳してくださいね★)

    これまで『化物語』のシリーズ(『猫物語・黒』まで)の語り部は、主人公の阿良々木暦でしたが、この『猫物語・白』はいつもと違います。
    そう、この話のヒロインである羽川翼の視点で語られる物語になってるのです。
    だから上記のホームズの話も(訳した後は更に)納得っちゃ納得かなー?

    ええと、ばさ姐(羽川さん)曰く「これまで超人っぷりを発揮したホームズがどんな風に語るのかと期待に胸を膨らませたのにこれ(今更凡人のような言い訳染みた・人間っぽいことを言うの)には正直がっかりした」「でも今なら彼のその気持ちがわかる」って流れになるんですが…
    その辺は自分で読んでみて各自で考えてくださいませ(^^;

    しかし、、、いきなり英語ボンって出されるのは参ったな(笑)
    英語力なくてもホームズについてきちんと覚えていればまだよかったんだが、小学生時に読んだホームズ・ルパン・江戸川乱歩なんぞ…ほとんと記憶に残ってないわ(--;←それもどうだろ…
    明智さんの奥さんの光代さん(?)が3分(5分?)くらい長い間息が止められる特技を持つとかそういう余計なことしか覚えてない(ホント余計な…)

    羽川視点の物語だからか…いつものより小難しい気がしたのは気のせいか?(^^;
    あと、構成部分。
    章(番号)の使い方が面白かった。
    「ほほう。成程、そういう使い方をするんだ。斬新だ~」と。

    内容の話。
    正直、最初は読むの躊躇した。
    早く読みたいんだけど…読むの辛そうっていうフクザツな心境でした。orz
    だって前作『猫物語・黒』で羽川さんちの家庭事情がわかってしまっているので…とにかく、そういうネグレクト・虐待な家庭環境を読まないといけないのがね(前作の「部屋がない」の件はそりゃーもう怖かったさ。涙)
    羽川さんはそういう家庭環境で育っているので、ある種もう狂っている部分があるので…彼女の視点でそれを「当たり前」のことと語られるのはやっぱ辛いです。
    阿良々木君視点だと彼はそういう面では健全で、普通の読者さんも感情移入しやすいから読む側も安心して読めるんですよね(^^;

    まあでもそれも最初の導入部くらいで、後はどんどん読んでいけました。
    最初の70ページくらいまでは読み返しながらじっくり読んでたけど、中盤~後半は(「あ、もう200ページ超えてた」って感じで)早かったです。

    今回は諸事情で阿良々木君が後半にならないと登場してくれません。
    (メールだけは寄越してきます。あと、名前や動向は他キャラの台詞から把握できます)
    だからこその羽川視点なのですが…
    とりあえずこれだけは言っておこう。

    ひたぎさんが超可愛かったです(≧ω≦)v

    どうしたんだ、昔ホッチキスで人の口の中バチンってやった君は一体どこへ行ったんだと叫びたいくらいの変貌にびっくりです(…。)
    ばさ姐(翼)とは恋敵のはずなんだが…双方いい友情築けてますよね。
    ってか、ひたぎさんのいかがわしい性癖のおかげでサービスシーンが多いです。ばさ姐との入浴シーンとか同衾とか(※これはあくまでも小説です。絵でのサービスはありません。笑)

    まあ、新学期早々いきなりばさ姐の家が燃えまして…彼女は宿無しで一晩外で過ごすわけですが、それを完徹で探し回ったひたぎさん。
    見つけたとき泣きながら怒るシーンにまず萌えました。
    なんて可愛いのひたぎさん!
    (偽物語あたりで?)事件中、田舎に帰っててはぶられてたってわけじゃないけども、ここらでヒロインとしての萌え回復かと思うぐらいのインパクトありました。
    別の何かに巻き込まれてて手が離せない阿良々木君の代わりというわけではないけれど、怪異にあった同士というか…苦難に陥ってるばさ姐への面倒見のよさにひたぎ株が一気に急上昇(単純だなオイ)
    撫子のことをまだ知らない設定のはずのひたぎさんが「私と羽川さんが力を合わせれば千石ちゃんに勝てるはずなのよ」的なことをメタ視点で喋るのも面白かった(やはり撫子は強敵になるんだな。笑)

    ばさ姐は今度は「猫」ならぬ「虎」に遭遇するわけでございますが…
    それにあわせて「猫」ことブラック羽川3度目の登場。
    このにゃんこもすっかり丸くなったなー(笑)

    今回はひたぎさんがかなりお役立ちなのですが、あと真宵と神原と火憐と月火と忍ちゃんもチラッと出てきました(撫子は描写だけで台詞なし)。
    私の中で忍ちゃんが(傷と偽物語で)かなり株が上がっているヒロインなので、ちょこっとでも出てきてくれて嬉しい。
    まあ忍野さん不在の今、怪異のあれこれを語れるのは忍ちゃんかばさ姐か阿良々木君、そして胡散臭い忍野さんの知人の人々くらいだから仕方ないけどな。

    途中の出来事についての詳細は省きますが…

    一番いいシーンで、一番の見せ場で、本当に「ここぞ!」というときに空気を読んで主人公が登場してくれました。
    …私だけかもしれんが、ここで泣いた(:×;)
    それまで淡々と読んでたけど、ここで「うわあああ!」ってキたよ。
    最大のピンチにヒーローが颯爽と助けにくるっていう王道の設定を力いっぱいやってくれたことがまず嬉しい。
    そして、その場面で胸を振るわせてくれたことが何よりすごいと思いましたね。
    「よし、泣かすぞー」「ここが泣きツボ」「落とすぜ」
    と思って、それをきちんと実行できるってすごいことだよ(^^;

    絶体絶命のピンチ⇒颯爽登場!⇒告白⇒事件収束
    (詳しくはあえて書かない!笑)

    の件は泣かされたなー。271~278ページで号泣した。
    うむむ、完結したらまたアニメにならないものか…。
    頭の中で(刀ぶっ刺して~とか)動き想像できるし、クライマックスを声付で見てみたいよ。

    今回の話で、ばさ姐の物語はなんつーか…すっきり解決してる感がありますね。読み終わった後はさっぱり爽快感。
    まあ彼女は知恵袋的存在なので、今後の事件も支える立場で関わってくるのだろうなーと思ってますが。ばさ姐大好きなのでその辺は大歓迎。

    次は真宵ちゃんのお話。
    この巻でもいっぱい伏線はりまくってくれたので(笑)楽しみです。







    最後に。
    ひたぎも好きだが、やっぱりばさ姐も好きなので…
    「ああああああ、クソ勿体無い!!(><)」と思ってしまった(笑)

    ”ひたぎを好きな”暦が好きってのもあるし、
    暦とひたぎが付き合うのが何となくわかっていたってのもあるし、
    ひたぎのことも好きだから、
    ばさ姐はひたぎには(恋愛面では)嫉妬の感情がないのだけれどね…。

    あー…ばさ姐の告白はホント切なかった(:ω;)
    『つばさキャット』でブラック羽川が阿良々木にばさ姐の気持ちを言っちゃってるから暦は既に知ってることだけれど…
    今回やっと、本人が直接言えた告白で…あのシーンは切ないけど…けじめをつける意味でもすっきりしたし、すごくすごく好きなシーンだったなあ。

    嗚呼、優しく頭を撫でてもらうのって…威力半端ないね(TへT)
    (ホントは「この文が萌えた!(><)」とか具体的に書きたいけど涙を飲んで割愛;)

    ってなわけで、
    『猫物語・白』面白かったです! 満足!(`・ω・´)★

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