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    メイドのススメ 3

    ※4コマ気分で(またかよ!)

    +++

    学生会室にてお手伝い中。
    「啓太ー、お前来週メイド服着るんだって?」
    「……王様、誰からそれ聞いたんですか」
    「あ? あー、その…なんだ…なぁ!」
    「学園中が知ってることだろう、何をそんなにうろたえる必要がある。丹羽」
    気を遣ってごまかそうと助け舟を求めた丹羽だったが、中嶋はあっさりと事実を口にした。
    啓太は書類を両手で持ちながらガクリと肩を落とす。
    「……俊介、か」
    「ま、まぁ気を落とすなよ、啓太。写真は全部没収しておいたしな!」
    「写真って…」
    「一枚500円で予約受付をしていた滝からネガを回収してある」
    「…………」
    なんだってこの学園では自分の写真なんかで商売をするのか、と啓太はほとほと涙をこぼしたくなった。
    「ネガは回収した。ネットに流出してる分までは流石に手付かずだがな」
    「って、どういうことですかそれ!!」
    「……放っておいてもその辺は遠藤や七条あたりが何とかするだろう。個人で楽しむ分には目をつぶってやれ」
    「………orz」
    この学園やっぱりちょっとおかしいんじゃないか、と啓太は思った。
    「にしても、啓太は似合うよなー。郁ちゃんも似合いそうな気もするんだけどよー…」
    「……王様」
    今の一言を西園寺に聞かせたら、丹羽は明日にはもうこの世にいないかもしれないなと啓太はぼんやり思った。
    「あっ、別に悪い意味じゃなくてだな! 素直な感想を述べただけで…!」
    「…いいですよ。もう諦めましたから」
    「ほう、潔いことだな」
    「まぁ、逃げられませんしね。そう言えば、王様達も参加するんでしょう?」
    「あぁ。俺は刑事(仮)で中嶋が悪徳弁護士(仮)役だ!」
    「悪徳なんですか、中嶋さん?」
    「…丹羽」
    「だって、ヒデのこのツラだぜ。すげー怖ろしい弁護士になりそうじゃねぇか」
    「王様、それはちょっと…」
    「……早速、名誉毀損罪適用か」

    ※一応、敏腕刑事+普通のやり手弁護士役の予定です(ぇ)

    「郁ちゃんとこで茶の入れ方とか練習してんだって?」
    「えぇ、まぁ。やっぱり紅茶に関しては西園寺さんや七条さんが詳しいですし…」
    「啓太が思ったよりもやる気のようなので、俺も役立つ教材を用意してみた」

    ゴトっ。

    「何ですか、中嶋さん…これ…今、ゴトって」
    「メイドと言えばコレだろう」
    「???」
    「なんだなんだ?」
    啓太と丹羽が袋の中を覗き込む。

    「「!?」」

    目を白黒させて慌てて袋を閉じる二人。
    それを見てニヤリと中嶋が意地悪そうに笑った。
    「どうした、二人とも?」
    「どどどどっ、どーしたって! 中嶋さんっ」
    「お前、何持ち込んでやがる…っ」

    ※何が入ってるかは皆様のご想像にお任せします(笑)

    「メイドと言えばやはり”コレ”だろう」
    「なっ、何でですかっ?!」
    「そうだぞ、そそっ、そんな”いかがわしい”モノっ」
    「たかがこの程度でガタガタ騒ぐな…」

    ガサゴソ。

    「わーっ、出さなくていいですからっ!!」
    「落ち着け」
    中嶋が取り出したのはDVDだった。
    どうやら袋には他にも色々と入っていたらしい。
    ”ブツ”があまりに凶悪だったので、他のモノの印象はかなり薄いが。
    「丹羽、コレを再生してみろ。見たらソレの使い道がわかる」
    丹羽と啓太は放られたDVDと中嶋の顔を見比べる。
    「オイ……果てしなくて嫌な予感がするんだが」
    「……俺もです、王様」

    ――再生。

    +++

    コンコンっ。

    30分後。
    学生会室のドアがノックされ、仕事を終えた和希が顔を出した。
    「啓太ー、迎えに来た…よ、わっ」
    「かっ、和希っ!」
    いきなり飛びついてきた啓太を慌てて受け止める。
    「どっ、どーしたんだっ」
    「か…和希は絶対”あんな酷いこと”しないよなっ? なっ?」
    がしっと上着をつかまれた。
    「……は?」
    よくわからないが腕の中の啓太は半泣きだ。
    何があったんだろうと部屋の中を見る。
    丹羽はドッと疲弊し反対に中嶋は楽しげな様子。
    「……遠藤、頼むぞー……」
    「はい…?」
    「啓太にあんな…おかしなことしやがったら、俺はテメェのこと親父に突き出すからな。淫行で」
    「はぁ!?」
    ますますもって、意味がわからない。
    「王様まで何ですか…いきなり」
    これはさっぱり意味がわからない。
    中嶋を見たら、嫌な笑みを浮かべているばかりだし。
    「……何かしましたか、中嶋さん?」
    「別に。ただ、メイドをやる啓太のためにメイドの教材を提供したまでだ」
    「……教材って」
    顎で示されたのは机の上の袋。
    「?」
    啓太を抱きつつ、片手で袋の口を開けた。

    ガサ。

    「……」
    「何、お前には見慣れたモノだろう?」
    「……誰が何にですか」
    「これは”大人のオモチャ”というくらいだからな。子供の俺たちには関係ないがお前は一応大人なわけだし」
    「な~か~じ~ま~さ~ん~……」
    そんないかがわしいものを学園内に持ち込むな、と和希は心の中で叫んだ。
    「……コレだけじゃないですね。啓太に一体何を見せたんですか?」
    「教材だと言っただろう?」
    中嶋じゃ埒があかないと丹羽を見る。
    「……や、ちょっとしたDVDなんだが……その…あれだ」
    「~~っ///」
    少し頬を染めて口ごもる丹羽と真っ赤になって和希にぎゅっとしがみつく啓太。
    「……」
    ピンときた。
    「中嶋さん……」
    貴方一体何を見せやがりますか。
    「お約束だろう?」
    「……」
    「未使用だから、何なら使っていいぞ?」
    「……謹んでお断りします」
    はぁ、と和希は啓太の頭を撫でながら深々とため息をついたのだった。

    メイドさんの受難はまだまだ続く?


    ★メイドさんと言ったら、アレの使用はやっぱお約束ですよね?(聞くな)
    ナースでもあるのかな?(だから聞くな)
    AVの定番モノなネタでしたーv
    や、さすがに本編では…やりませんよ?(多分)
    まぁ・・・もしかしたら、ご主人様ちょーっとは興味あったかもしれませんがね(笑)

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