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    メイドのススメ 2

    ※4コマ感覚で!

    +++

    会計室にはいつもの面子が揃っていた。
    啓太と和希、プラスこの部屋の主である西園寺と七条の4人。
    ちなみに、ついさっき丹羽がドアを叩いたが門前払いを食らわせた。
    彼の出番は次回予定(多分)

    「さて、じゃあ僕はお茶をいれましょうか」
    仕事が一段楽したので七条が立ち上がる。
    「あっ、七条さん。俺手伝います!」
    同時に啓太もソファから慌てて立ち上がった。
    そのまま七条のもとへ向かう。
    「いいんですよ。伊藤君はお客様なんですからのんびり座って寛いで…」
    「あのっ…俺、お茶を入れる練習したいんですっ」
    「…練習?」
    七条だけでなく、ソファに座っていた和希と西園寺も顔を上げた。
    啓太は頬をかすかに染める。
    「……個人的にはかなり不本意なんですが、今度なぜか(どこかの誰かさんの企みで)メイドの役をしなくちゃいけなくなりまして…」
    どんどん声が小さくなるのがまた可愛かったり。
    「引き受けたからには…基本的なことは覚えておこうかなって…」

    「「……」」

    西園寺と七条の(結構冷たい呆れた)視線が和希にいくが、当の和希はしれっとしている。
    こういうところは神経図太い、かも。

    「遠藤…お前…」
    「…伊藤君も大変ですね」

    労わるような二人の眼差しに啓太が泣きつこうかなと思いかけたその瞬間。

    「二人ともそんな顔するけど…啓太のメイド姿は見たいんだろう?」
    和希の投げたその問いかけに、二人が啓太を一度見た。
    「……」
    「それは…まぁ、きっと可愛らしいメイドさんでしょうから」
    ちょっと照れたような西園寺と、にっこり微笑んで黒い羽らしきものをぱたぱたさせる七条。
    「!?」
    「可愛いのは俺が保証するよv」
    「もう衣装合わせしたんですか?」
    「勿論v」

    「……」
    啓太は悟った。
    この二人も敵だ、と。

    仕方なく啓太は七条の給仕を黙々と手伝った。
    「それにしても…遠藤君は少々浮かれすぎですね」
    「確かに」
    苦笑する七条とちょっと不機嫌そうな西園寺。
    「それは…仕方ないだろう?」
    「まぁお前はそうだろうな」
    呆れた眼差しのまま西園寺は紅茶を飲んだ。
    「ちなみに二人とも、企画開始の2月14日が何の日か覚えてますか?」
    にこり、と七条が微笑む。
    「え、バレンタインデーじゃ…」
    「あ」
    和希に手を引かれ渋々隣に腰かけた啓太は首を傾げ、和希は短く声を上げた。
    「思い出したようですね、遠藤君」
    ばさばさという幻聴に和希は嫌な予感がした。
    「……そういえば、西園寺さんの誕生日も確か……」
    「……」
    西園寺は無言のままだ。
    「えっ! そうなのかっ?」
    「そうなんですよ、伊藤君」
    「じゃあ、当日はお祝いしなきゃ!」
    「ありがとうございます。さすが伊藤君ですね」
    「いえ、だって…俺いつも西園寺さんには助けてもらってますから!」
    「というわけなので、遠藤君?」
    「何が『というわけなので』ですか…」
    ばさばさばさ(←悪魔の羽音)
    「さすがの僕も、せっかく覚悟を決めて伊藤君がメイドを引き受けたのにそれを辞退させるような真似はしませんよ?」
    「え、俺はすぐにでも辞退し…」
    啓太の言葉は笑顔の悪魔さんの羽音と言葉にかき消される。
    「伊藤君には郁の家のメイドさんになってもらうというのはどうでしょう?」
    「ちょっ! 何言ってるんですか!」
    「あぁ成程。それはなかなかいいアイデアだな、臣」
    「そうでしょう?」
    「ちっともよくないです!」
    「えーと…あの、三人とも?」
    「当日は楽しみにしてますね、伊藤君v」


    ・・・当日、どうなるか(またもや)神のみぞ知る?


    ☆とりあえず時間ないのでこれで一時UPします!
     んでは、行ってきます!

    ★おーっと、誤字発見ー。orz
     一晩もさらし者とはなんと恥ずかすぃー///
     まあ、遅刻寸前でのUPだから許してやってくれ(泣)
     メイドサイトにUPするときは(って、UPするのかコレを…勇者だな俺。orz)もしかしたらちょっと付け足すかも・・・。
     今は気力がないので、このままで逃げるぜ御免。

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    メイドのススメ 1

    バレンタイン(=企画開始)まであと14日。
    4コマ感覚でどぞv

    +++

    啓太は途方に暮れていた。
    「うぅ…なんだって俺がこんなヒラヒラの服着なくちゃいけないんだよー…」
    「ま、まぁまぁ…ほら、企画なんだし!」
    なだめる和希にくわっと食って掛かる啓太。
    「だ・か・ら! なんでよりにもよってこれ!!」
    「そりゃー、メイドさんだからだろう」
    「あっさり言うな!」
    「大丈夫、啓太きっと似合うぞー」
    「嬉しくない!」
    和希は啓太からメイド服を受け取り、びらっと広げて胸の前にあてがう。
    「……丈がちょっと短いような気が」
    デザインはきっと女の子なら喜びそうなモノだと思うがしかし、出来たらもう少し控えめでもいいんでないかいとか思って呟くが。
    「あぁ、平気平気。これにブーツ履くんだし」
    「へぇ……そうなんだ」

    ブーツか…。
    …蹴ってもいいかな?

    「うーん、ちゃんと啓太のサイズで作ったからこれで手直ししなくても大丈夫だと思うんだけど…」
    「ってちょっと待て…まさかコレ、和希が作ったのか?」
    「勿論v」
    「……(仕事しろよ。つか余計なことしてないで休めよなー!泣)」
    「デザインは割と気に入ってるんだけど、一つだけ欠点が…」
    「欠点?」
    こくんと頷いた和希の視線は真剣で、それを見た啓太は「あぁやっぱり専門家(?)はこういうのこだわるんだな」とか職人気質に感心しかけたのだが。

    「これだと……脱がしにくいんだよな」

    ぽつりと呟かれたその言葉にぴたと凍りついた。
    え…幻聴?

    「………はい?」

    そうであってほしいなーとか思って(というか祈りをこめて)聞き返す。
    が、和希はやっぱり真面目な表情でのたまった。
    「この胸元の紐だろ? あとエプロンのリボンもだし…それほどいてもまだ下に着込んでるわけだから、その先は…」
    「わーわーわー!! 生々しい発言するなー!!」
    「作った俺としてはちょっと勿体無いんだけど、今回の脚本には『最終的には破るのも可』って書いてるし…」
    「え!? ちょっ…どこに!!?」
    「ほら、ここ。『困難ならいっそビリビリと…』って」
    冗談かと思ったが、企画の脚本(あるのかそんなの…?)に本当にメモってあるし。
    「……orz」
    さすがの啓太もこれには打ちひしがれた。
    和希はそんな啓太の肩を抱いて、ぽんぽんと背中をあやすように撫でる。
    「大丈夫だって。さすがに演技だし…いくらなんでもそんな乱暴なこと俺はしないよ」
    「和希……」
    「俺の器用さは啓太もよく知ってるだろ?」
    「えっと…(なぜ、そこで腰に手を回した挙句に俺に跨る…?汗)」
    「優しくするからv」
    「ちょっ、押し倒すな…っ!」
    「予行練習だよ?」
    「え、わあぁぁっ!」

    企画開始まであと・・・14日。

    「和希のバカーっ!」

    啓太の受難は始まったばかり。


    ☆4コマ風味なお遊びSSSですから真面目に読まないように!
    ちなみに上記の「ビリビリと…」はぴぱるさんとの衣装の打ち合わせで出てきた単語だったりしますv
    (※下参照)

    雛守『「なんで俺はこんなデザインにしたんだー!(ご主人様血反吐の叫び)」』
    ぴぱる『いいんです!そもそもメイド服は、露出のない清楚なところからのぞくアレがいいものなんですから』(1/12絵チャより一部抜粋)

    あぁ、ぴぱるさんが熱弁してるよ(笑)
    この辺の話はまた後日めいきんぐあたりで詳しく語りますので。
    本編でご主人様がメイドさんの服を破くかどうかは…神のみぞ知る?
    (でもね、一応断っておきますが…ぴぱるさん曰く「15禁」なのですよ。笑)

    「メイドのススメ 2」
    次回は会計のお二方がゲストです(多分…ってまだやるのかコレ!?)

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