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    【話す】アデーレ

    引き続き自分用のメモ。
    会話は一日目の分で聴き出せたものなので、後から又内容追記予定。

    ■氷の墓標(はか)。

    氷の基標 一柳和、3度目の受難

    □テラス(アデーレ)
    最初の移動でテラスにきたら、アデーレのスチルが出る。
    カテゴリ【場所】に「中庭」【その他?】に「小鳥」追加。
    テラス⇒(自動的に)中庭⇒台所(エリノアさん不在。)
    テラス⇒中庭⇒食堂(ディルク)


    +++

    お茶会イベント?
    強引にお茶に誘われて、エリノアさんにお茶を持ってきてもらう。
    ・・・日織が空気だな(笑)
    日織が中庭へ(逃げたな…orz)

    昔、この館で…何があったんだよオイ。orz

    アデーレ「…あの、あのね、和」

    何か言いかけるが結局やめるアデーレ。
    どうしよう、こういうパタンは殺されちゃうんだよね(--;
    しかもイベントのせいで話聞けないし。。。orz


    アデーレのイベント後に自動的に中庭へ移動。
    そのときに「調べる」コマンドで周囲を見たほうがいいかも?

    ※2回目にテラスに戻れば、アデーレと会話可能。


    会話文伏せます。

    拍手




    +++

    【アデーレ】
    ◆キーワード
    ○人名
    ・日織
    「日織のことなんだけど」
    「…あの方、いつもあの格好ですの?」
    「え? 着物のこと?」
    「そうですわ。日本人がキモノを普段着にしていたのは大昔のことだと聞いたのですけれど」
    「ああ、みんながあの格好だったのは確かにかなり昔のことだよ」
    「けど、今でも日常的に着物を着てる人も数は少ないけどいるにはいるんだ」
    「…つまり、彼は変わり者なわけですわね」
    「ま、まあ…否定はしない…」
    「まあ、お友達なのにひどい人ですわね」
    くすくす笑いながら言われてしまった。
    「でも、自国の文化を愛しているなら悪いことではありませんわよ」
    「わたくし、そういう姿勢は嫌いではなくってよ」
    「…うん、まあね」

    ・アル
    「アデーレは、アルのことよく知ってるよね」
    「よく、と言っても直接顔を合わせたことはそれほど多くありませんのよ」
    「そうなの?」
    「同じパーティ会場にいても周りにあまり楽しくない方がうじゃうじゃいる事もありますもの」
    「あー…他の貴族の人とか政治家の人とか?」
    「みなさん、自分がいかに重要人物であるかを伯爵に伝えたくて仕方がない人達ばかりのようですわ」
    「重要、ねえ…」
    「もちろん、多くは勘違いでしてよ。本当に重要な人は自ら売り込みに来る必要なんてありませんもの」
    「まあ、そうだよね」
    「…アルノルトも大変ですわ。よくあんな楽しくもない人達と長々と話していられますわよね」
    「けど、アデーレも爵位を継いじゃったら似たようなことになるんじゃない?」
    「………」←この子のこの顔ちょっと怖いんだよなあ(^^;
    「…こ、この男爵家は湖畔の城を守ることが仕事ですから わたくし誠心誠意勤めましてよ」
    やっぱり、うるさそうな政治家の人達とは、あまりつき合いたくないらしい…。

    ・エリノア
    「エリノアさんとはよく会うの?」
    「エリノアは本家の執事ですから、それなりには」
    「時々融通が利きませんけれど、有能な人ではありますわね」
    「うん、真面目な人だよね」
    「執事は真面目すぎるくらいがちょうどいいのだそうですわ」
    「主人が何かしでかしたとき叱ってでも止められるくらいでなければ、いけないってお父様が」
    「ふうん…」
    そういう執事さんも知ってる。
    アルもよく叱られてたなあ…。←ティーロさんのことだね(涙)

    ・アデーレ
    「アデーレって、今は大学生なんだよね」
    「ええ、そうですわ」
    「卒業したらどうする予定だったの?」
    「…どうする、って何がですの?」
    「いや、シェードレ家を継ぐ話って先代のデリアさんが亡くなったから急に出てきたものなんだよね?」
    「もし、それがなかったらどうしてたのかなって」
    「…さあ?」
    「さ、さあ?」
    「どこか適当な貴族の家にでもお嫁に出されていたのではないかしら」
    「えっ!?」
    「あら、和ったら、わたくし達貴族の娘に婚姻の自由などあると思って?」←え、この時代でもそうなのか?(^^;
    「え…い、今の時代でもそういうものなの…?」
    「ハリウッド女優をめとるような夢のようなお話は滅多になくってよ」
    「身分的に釣り合わない人との恋愛なんて周り中から大反対されて揉み潰されるのが落ちですわ」
    「………」
    「まあ、なんですの? あなたがお嫁に行くわけじゃなし、そんな悲愴な顔をしないで下さいな」
    「自由にならないと言っても、顔も見たことがない人の家にいきなりやられるほどではありませんわよ」
    「あ、そ、そうなんだ」
    「単に釣り合いの取れた家柄から一族中で会議して選ばれるとかその程度の話ですわよ」
    「…そう言えば、3年ほど前までわたくしの嫁ぎ先の候補に上がっていた方は和もご存知ですわ」
    「へ? 僕が?」
    「アルノルトの従兄弟ですもの」
    「…え…」←アイツだな(笑)
    「えええええっ!?」
    アルの従兄弟で僕が知ってる人って一人しか思いつかない…。
    「なぜ候補から外れたかはあなたの方がよくご存じでしょ?」
    「う、うん、まあね…」
    「ふふっ、まさかルロイ家からあんな型破りな方が出るなんて」
    「真っ青になった長老方の顔を拝見出来なかったのが、つくづく残念でなりませんわ」
    ものすごく楽しそうだ。まあ、気持ちはわかる…。
    「でも、正直言って候補から外れて下さってホッとしましたのよ」
    「なんとなく性格的に合わないような気がしてましたの」
    「…そ、そうだね」
    どう考えても四六時中喧嘩してそうだ…。

    ・アヒム
    「アヒムさんのことなんだけど…」
    「あの墓守の?」
    「やっぱり怖い?」
    「こ、怖くなんてありませんわよ、失礼な!」
    「ちょっと、大きくていかつくて顔が…凄いだけじゃありませんの」
    「使用人を怖がるだなんてそんなわけありませんでしょう」
    「そ、そう…?」
    「そうですわ。だいたい、あの人はずっとここに仕えていたわけでしょう?」
    「先代のデリアがずっと側に置いていたくらいなのですから、顔が怖…いえ、いかついだけの人ではないのですわよ」
    「…そうだね」
    ちょっと意外だった。アデーレってけっこう色んな事見てるんだ…。

    ・ディルク
    「ディルクさんのこと前から知ってる?」
    「一応は…でも、何を考えてるのかよくわかりませんわ」
    「そうなの?」
    「あなた、わかりますの? なんだかぼーっとしてるし無口だしどう見ても変人じゃありませんの」
    「いや、その、変わった人なのかなーとは思うけど」
    「…いいですわね。鈍感な方は幸せで」
    「………」
    なんか呆れられた…。

    ・ドプナー
    「あの、ドプナーさんの事なんだけど」
    「不審者ですわね」
    「ふ、不審者?」
    「本当に貴族なのかどうか疑わしいですわ」
    「昔からよく知ってたの?」
    「好きで知り合ったわけではありませんわよ」
    「あちこちのパーティにいつの間にかまぎれ込んでいるからですわ」
    「まぎれ込んでるの?」
    「誰の紹介でどうやって入って来ているのかわからないのですけどなぜかいるんです」
    「そ、そう…」
    それは不審がられても無理ないかも…。

    ・リットン卿 ※和メモ「リットン卿の容姿」追加(多分、結構重要だと思う)
    「リットン卿って知ってる?」
    「リットン卿…聞き覚えはありますわね」
    「…ああ、思い出しましたわ!」
    「知ってるんだ?」
    「一度だけお会いしたことがありましてよ」
    「あの、セイウチにそっくりな方がどうかしましたの?」
    「セイウチ?」
    「ええ、もう、顔といい体つきといいそっくりですわ」
    「………」

    ・リットン卿の容姿
    「あのさ、リットン卿のことなんだけど…」
    「もう一回聞くけど、セイウチそっくりなんだよね?」
    「そう申しましたでしょう?」
    「セイウチが気に入らないのであればトドでもよろしくてよ」
    「念のために聞くけど、その人はドプナーさんには似てないよね?」
    「似ても似つきませんわよ」
    「あの方、どちらかと言えばイグアナか何かの方が似てるんじゃありません?」
    (…た、確かに)
    どちらにしても、やっぱりドプナーさんはリットン卿には似てないんだ。
    「このお話は、もうよろしくて?」
    「あ、うん。ありがとう」

    ・アルの父
    「アルのお父さんのこと知ってる?」
    「先代の伯爵ですか? ええ、何度かお会いしたことはあるはずなんですけれど」
    「…小さい頃でしたから実はあまり覚えてませんの」
    「そっか」
    「で、でも別にわたくしが可愛がられていなかったわけではありませんわよ?」
    「先代自らの手でマフィンを下さったことだってあるんですの。写真も残っておりましてよ」
    「そ、そうなんだ」
    なんか自慢そうだ。
    やっぱり伯爵に可愛がって貰ったって自慢なのかな。

    ・デリア
    「デリアさんには会ったことあるんだっけ?」
    「わたくしの、お母様の話ではあるらしいのですけれど…」
    「あいにく、ほとんど覚えておりませんの」
    「そうなんだ。じゃあ、会ったのはずいぶん昔のことなんだね」
    「そうらしいですわ。幼い頃のことです」
    「どんな人だった、とかは聞いたことある?」
    「社交界などには出ないで静かにすごしてらしたとか」
    「…でも、お母様は、若い頃はもう少し活発で街にも出歩いてらしたと言ってましたわね」
    「ふうん、そうなんだ?」
    出歩かなくなったことにはなにか原因があるのかな…。

    ・初代伯爵
    「初代伯爵のことって知ってる?」
    「…言い伝えられている程度のことなら…」
    「本当に黒魔術師だったのなら一体何が目的だったのかしら」
    「目的?」
    「悪魔を呼び出して何をしようとしていたのかしらね」
    「言い伝えでは浮気していた妻に復讐しようとしたとか言われておりますけれど、そうかしら」
    「それで、何人もの関係ない人をさらってきたりするかなぁ…」
    「…しますわよ。妻を愛していたのでしょう」
    「え?」
    「普通なら、浮気が理由で妻に復讐したければ、直接妻を殺すと思いません?」
    「…普通は、まあ。黒魔術とかやらないよね」
    「妻を殺せなかったのは、裏切られてもまだ愛していたからだと思いますわ」
    「殺せない、でも辛い…そういう歪んだ思いが生け贄という他者に向いてしまったのでしょう」
    「………」
    「で、でも、それで生け贄にされた人達って…」
    「ええ、もちろんたまりませんし許されることではありませんわ」
    「ですが、そうでもなければ無関係の人間を何十人、何百人と殺める理由が思いつきませんもの」
    「うん…そうだね…」
    「単に、悪魔を呼び出すなんて妄想に取り憑かれてしまった頭のおかしな人だった可能性もありますけれど」
    「そ、それはそれで…」
    「嫌ですわよ。末席とはいえ血族である身としてはどちらも嫌なのですけれどね」
    「ですが、そう言った言い伝えが残っている以上は初代は何かしら恐ろしいことをしたのでしょう」
    「…そうかなぁ」
    「でなければ今に至るまでこんな不吉な伝承が言い伝えられているわけがありませんもの」
    「うん…」
    でも、何百年も前の人だしな。どこかで何かが歪んでしまったのかもしれない、とも思う。
    (アデーレも、アルも、そんな恐ろしい人の血を引いてるようには見えないし…)

    ・アデーレの母
    「君のお母さんのことなんだけど…」
    「わたくしの母? 母がどうかしまして?」
    「親戚なんだよね? ルロイ家の」
    「そうですわ。デリアが母の従姉妹ですの」
    「お母さんはここへ遊びに来たりすることなかったの? つまり、この湖上の館にだけど」
    「何度かはあるはずですけれど、母はあまりここを好いていなかったようですから…」←ここで表情が暗くなった
    「ふうん? なんでだろうね」
    「…不吉な話が多いからではありませんかしら?」
    「不吉…」
    「ルロイ家にはそういうのは事欠きませんから」
    「う、うん、そうだね」
    「あら、どうなさったの? 顔が青いですわよ?」
    アデーレは妙に楽しげな顔つきになってほくそ笑む。
    「いや、あの…」
    「そう言えば、お母様から聞いた話なんですけれど」
    「え…?」
    「デリアは生前、こんなことを言っていたそうですわ」
    「『ここには悲しい魂が眠っているから弔わなければならない』…って」
    「悲しい、魂?」
    「お母様が、なんのことかと尋ねられたら…」
    「『そのことに触れると、ルロイの呪いを起こしてしまうから言えない』と言われたそうですわ」
    「………」
    「あら、ますます血の気が引きましたわね」
    「だ、だって呪いって」
    「ふふっ、和ったら知らなかったのね」
    「へ?」
    「ルロイの呪いを起こしてしまう、というのは皮肉なのですわ」
    「皮肉?」
    「わたくし達、分家の者がよく使う長老方に対する皮肉ですの」
    「呪いというのは、うるさい方が騒ぎ出す、という意味なのですわ」
    「あ…ああ、そういうこと…」
    そう言えばアルも、口うるさい親戚がいっぱいいるような事を言ってたような…。
    「デリアはその手の皮肉を滅多に口にしない人だったんですの」
    「ですから、お母様も、よっぽどうるさい事でも言われたのねって笑ってらしたわ」
    「ふうん…?」

    ・ルロイ本家
    「ルロイ本家にはよく行くの?」
    「そう頻繁には出入り出来ませんわよ」
    「親戚と言ってもほんの傍流ですもの、本家の敷居は高いのです」
    「ふうん…?」
    「なんか、お正月とかに親戚一同が集まったりとかしないんだ」
    「新年に? 挨拶には参りましてよ」
    「でも、そんな時に伯爵に直に話している時間なんてほとんどありませんけれど」
    「そうなんだ?」
    「数えるのが嫌になるほどの親戚がいるのですもの」
    「そ、そうか…」
    僕ら一般人とは桁が違うんだろうなぁ…。

    ・シェードレ家
    「シェードレ家についてどれくらい知ってる?」
    「どれくらい…と、言われましても」
    「先代が母の従姉妹でしたから多少は存じておりますけれど、直接は、あまり…」
    「先代のデリアさんのこととかも?」
    「母から聞いた話では、若い頃はとても明るい人だったそうですけれど…」
    「…けど?」
    「いつ頃からか、ここに閉じこもってばかりいるようになったそうですわ」
    「それが、いつ、何が原因なのか母は知っているようでしたけれど、教えてはくれませんでした」
    「そう…」
    閉じこもってしまうことになるような何かがあったってことなんだろうな…。


    ○物品
    ・食器
    「ここって高級そうな食器が多いよね」
    「そうかしら。あなた達、普段どんな食器を使ってらっしゃるの?」
    「うーん、少なくとも、こんな綺麗な装飾はないかな」
    「食器も芸術品ですのよ。なのに装飾がないなんて…」
    「あ、もしかして、焼き物のお皿ですの? 日本人ですものね」
    「いや、そんなの日本でも滅多に使わないよ…」

    ・調度品
    「ここって高級そうな調度品が多いよね」
    「調度品の見た目では、高級かどうかなんて分かりませんわよ」
    「それっぽい装飾なんて、少しセンスの良い職人ならいくらでも作りますわ」
    「けど、そんな家具が部屋にマッチするかは別の話ですわね」
    「そっか…。確かに、こんな調度品が似合う部屋も凄いよね」
    「特に日本人の家には合わないでしょうね。タタミやフスマの部屋に、こんなものがあったら笑ってしまいますわ」
    「…言っとくけど、日本の家にも洋室はあるからね」

    ・手帳
    「アデーレって手帳持ってる?」
    「手帳? いいえ、持ってませんわ」
    「その場で覚えなければならないようなことがあれば、お付きの者が記録してくれますもの」
    「そ、そっか、なるほど」
    アデーレも普段は執事みたいな人とか護衛の人とかがついてる立場なんだ。

    ・眼鏡
    「アデーレ、眼鏡かけたら似合いそうだよね」←和、この質問好きだな(笑)
    「そうかしら? あなたみたいに地味なイメージになりませんこと?」
    「…僕、地味かな」
    「地味ですわね」
    (ばっさり言われた…)


    ○事件
    ・クルーザー爆破事件
    「あの、クルーザーが沈められた騒ぎのときだけど、アデーレは部屋にいたんだっけ」
    「ええ、そうですわ」
    「騒ぎには、すぐには気付かなかったの?」
    「エリノアが何か騒いでいる声は聞こえてましたけれど…」
    「何かあったならあったで報告に来るだろうと思ってそのまま部屋にいたんですの」
    「でも、しばらく待っても誰も来ないし外から大きな音が聞こえるし、落ち着かなくなって部屋を出たのですわ」
    「まっすぐ玄関の方へ来たの?」
    「ええ、だって音は外から聞こえましたし」
    「その後はご存知でしょう。あなた達と一緒だったのですから」
    「うん、そうだね」

    ・アルの伝言
    「僕と日織は、アルからの伝言で、ここに来るよう言われたんだけど…」
    「どうもその伝言が、偽物らしいんだ」
    「は? 何の話かしら?」
    「ええと、つまり…」
    かいつまんで説明する。
    「ふうん」
    「何か知らない?」
    「…別に」
    「と言うよりも、そんなものはただの伝言ミスではありませんこと?」
    「そう…なのかなぁ?」
    「だって、誰が何の目的で、貴方たちをこの島に呼ぶんですの?」
    「それを言われるとそうなんだけど…」
    アデーレのことだから、きっとこれも、ドプナーさんの仕業だっ…と言うかと思っていた。
    やっぱり、僕の考え過ぎだろうか?

    ・電話
    「電話が無くなった件だけど、アデーレは何か知らない?」
    「知りませんわ。クルーザーが沈んだ後でしょう?」
    「わたくしはあの時、食堂にいましたし」
    「でも、電話が消えたのは、たぶん、もう少し前だよね?」
    「貴方…まさか、わたくしをお疑いなんじゃないでしょうね?」
    「ち、違う違う。ただ、何か知っていることはないかなーって…」
    「わたくし、執事室には一度も入っておりませんし。本当に何も知りませんわ」
    「うん…」

    ・クルーザー
    「クルーザーのことだけど…あの時、アデーレは部屋にいたんだよね?」
    「ええ。ずっと部屋にいましたわ」
    「外の騒ぎには全然?」
    「エリノアの声は聞こえましたわ。けど、問題があれば、呼びに来ると思いましたから」
    「遠くの方で、爆発音がするまで庭を見てましたけど、墓守も普通に仕事をしてましたし」
    「まさか、あんな大事が起きているとは、思いもしませんでしたしね」
    「それもそうだよね…」
    「前後に何か、気になることは?」
    「ドプナー卿が3階から降りてきたことかしら?」
    「大きな音がして10分過ぎても誰も何も言いにこないので、玄関の方へ行こうと部屋を出た時ですわ」
    「何があったのか聞きたかったのですけど、無視されましたの」
    「そういえば、エリノアの声の後に、どなたかが3階へ走っていかれた音がしましたからあれが彼だったのでしょうね」
    「そっか」


    ○場所
    ・デリアの部屋
    「デリアさんの部屋なんだけどさ…」
    「デリアの? あの部屋は鍵が掛かったままじゃありません?」
    「確か亡くなられてからずっと閉められたままだと聞きましてよ?」
    「あ、うん。そうらしいね」
    「…そのままでいいんじゃありません?」
    「え?」
    「わ、わたくしが相続してもこんな薄気味悪い館には用がありませんもの」
    「閉ざされたままでも問題ないと言ってるのですっ!」
    「あ、ああ。そうだね…」
    そっとしとけ、って言いたいのかな…?

    ・館について ※和メモ「アデーレの記憶」追加
    「この館について、何か知ってることはある?」
    「何か、と聞かれても困りますわね」
    「具体的に何をお答えすればいいのかしら?」
    「ええと、起源とか…知ってることなら、なんでもいいんだけれど」
    「残念ですけど、わたくしもあまり、詳しい話は知りませんわ」
    「ここがいつ建てられたのかは、先代のデリアですら、はっきりと知らなかったそうですし」
    「そうなんだね…」
    「ただ…」
    「ん?」
    「……」←意味深に腕を抱くポーズ
    「なぜだか、この館…見覚えがあるような気がしますの」
    「以前に来たことは?」
    「ありませんわ。相続の件でも、湖畔の城の方にしか、行ったことはありませんし…」
    「すごく昔に来たことあるとか…」
    「ええ…もしかすると、そうかも知れませんわね」
    「にしても、記憶が妙におぼろげで、こう…夢の中の景色を見ているような、そんな感じがしますの」
    アデーレはそう言うと、ぼんやりと部屋の中を見渡す。←ここテラスなんですがね(^^;
    子供の頃にでも、来たんだろうか?

    ・霊廟
    「霊廟のことだけどさ…」
    「……」←意味深腕抱き
    「ん? どうしたの?」
    「あ…いえ、別に…」
    「それで、あの場所がどうかしましたの?」
    「うん。何か知ってることとか…」
    「伝承で言われている程度のことしか、存じませんわ」
    「他には全然?」
    「ええ。特に知りたいとも思いませんし」
    「そんなことよりも、相続後、あの場所をどうすればいいのか、それが今から悩ましいですわ」
    「……」
    …なんだろう。
    霊廟の話をふった瞬間、アデーレがビクッとしたように見えたけど…。

    ・自分の部屋
    「アデーレの泊まってる部屋ってどう? 居心地悪くない?」
    「良くはありませんけれど、我慢するしかありませんわ」
    「幸い、お風呂はついていますし、ベッドはそう悪くありませんわよ」
    「うん、まあそうだね」

    ・食堂
    「ここの食堂ってさ…」
    「狭いですわね」
    「え、あ、そう?」
    ああ、アデーレの感覚だと狭いのかもしれない。
    冬に行ったアルの別荘ですらあの広さだったしなぁ…。
    「ですが、仕方ありませんわね。早く湖畔の城の方に戻りたいですわ」
    「…そうだね」
    それは心底同感だ…。

    ・台所
    「台所なんだけどさ」
    「…どこのお家でもああいった感じですの?」
    「へ?」
    「台所、というのは?」
    「……えーと、どういう意味、かな…」
    「わたくし、普段、台所なんて立ち入ることがありませんもの」
    「えっ!? あ、ああ、そうか…」
    貴族のお嬢様だもんな。そうか、台所って縁がない場所なのか。
    「か、勘違いなさらないでよ? 何をどうするものなのかわからないわけではありませんわよ?」
    「映画や何かで見たことくらいはありますもの、コンロや冷蔵庫がどういうものかは存じてましてよ?」
    胸を張って言われてしまった。もしかして自慢なのかも…。
    「それで、どうですの? 普通の家庭でも台所というのはああいったものですの?」
    「えっと、まあ…ここの台所は特に変わったものじゃない普通の台所だと思うよ?」
    「…ひ、ひとつだけうかがってもいいかしら?」
    「なに?」
    「お湯を沸かしたりしている、あの、深い器具と…妙に平たい器具はどう違いますの?」
    「…え?」
    「で、ですから、なんだか黒っぽくて丸くて平たい器具がありますでしょう?」
    「えーと…フライパンのことかな」
    「あれは、お湯を沸かしたりするものとは違うのですわね?」
    「う、うん、あれはその、焼くのに使うもの、かな」
    「焼く?」
    「…ああ、そうでしたの! ですから平たいのですわね? お水を入れたりする必要がないから!」
    「うん、まあ、そうかな」
    「すっきりしましたわ。どうしてあんなに平べったいのかと思ってましたの」
    「…そ、そっか」
    フライパンが何をするものか想像がつかない生活をしてる人ってこの世にいるんだなぁ…。
    (なんか、もう…住んでる世界が違いすぎる…)

    ・中庭
    「中庭なんだけど、けっこうきちんと手入れされてるよね」
    「そうですわね。あの墓守が手入れしているのでしょうね」
    「…意外と細かい仕事の出来る人みたいですわ」
    「そうだよね」

    ・本邸
    「客室棟にこれだけ部屋があるって事は、昔から人が泊まることがあったんだよね」
    「でしょうね。霊廟に弔いに来られる方はいらしたのではないの?」
    「けど、船さえあれば本邸と往復出来るんだから戻れば良くない?」
    「それもそうですけれど…」
    「昔はクルーザーなんてないからもっと時間が掛かったんじゃありませんの?」
    「それでなのかな…」

    ・湖
    「この湖ってさ、泳ぐ人居るのかな」
    「夏でも水が冷たすぎるし足に絡みつく水草が多いとかで、泳ぐには向いてないそうですわ」
    「やっぱり無理なんだ」
    「泳いで帰れるほど、泳ぎに自信がありましたの?」
    「い、いや、全然。見た目は気持ちよさそうなのになって思ったから」
    「…そうですわね。見た目は美しいですけれど」
    冷たすぎる水に、足に絡む水草か。まるで生身の人間を拒んでるみたいな感じがするなあ…。

    ・テラス
    「アデーレの家にもテラスってあるの?」
    「ええ。わたくし、ティータイムはいつもそこですごしますのよ」
    「そこからは薔薇も見えますし、わたくしのお気に入りの場所ですわ」
    「優雅だなぁ。僕も、日本に帰ったら軒先で緑茶でもすすりたいなぁ」
    「わたくしも、それには興味ありますわね」
    「アデーレが日本茶か…。どうしてだろう、不思議と似合う気がする」
    「わたくしに似合わないものなどありませんわ」
    「そ、そう…」

    ・学校
    「アデーレ、学校の方は大丈夫?」
    「今は夏休みですわ」
    「…まぁ、わたくしは補習がありますけども」
    「…えっ、何て?」
    「な、なんでもないですわ」
    「アデーレもしかして…補習サボって来てたの?」
    「仕方がないでしょう? 事情が事情なんですから」
    「何にしても、早く戻れるようにしないとね…」
    「戻ったら、絶対怒られますわ…」
    (僕もあんまり他人事じゃないんだよな…)

    ・中庭の墓石
    「あのさ、中庭の隅にある石のこと知ってる?」
    「…お墓じゃありませんの?」
    「え? 知ってるの?」
    「知りませんわよ」
    「ただ、あの不気味な墓守がじっとあの石の前に立っていたからお墓なのかと思っただけですわ」
    「アヒムさんが…そっか」


    ○その他
    ・霊廟の伝承1
    「アデーレさ、霊廟の伝承って、どこで聞いたの?」
    「両親からですわ」
    「それはいつ?」
    「別に…そんなこと覚えていませんわ。子供の頃から自然に…」
    「そういうもんなの?」
    「ええ。他にも色々と聞かされましたわよ」
    「ただ…どの話が、どこの館で起きた出来事だったのか…」
    「話が多過ぎて、あまり覚えてませんわね」
    「この館の伝承も、相続の話が出るまでは、すっかり忘れていましたから」
    「ふーん…」
    僕たちがが怪談話を聞く感じで、伝承を聞いて育ってるってことかな。
    …しかし、ルロイ一族の館って、どこもかしこも曰くつきなんだろうか。

    ・気候
    「この辺って夏でもすごく涼しいんだね」
    「涼しいどころか真夏でも湖畔には霜が降りるほどですわよ」
    「…住むとなると、いろいろ大変そうですわ」
    「寒いのは苦手?」
    「あまり好きではありませんけれど、暑いよりはマシですわね」
    「汗まみれになるよりは…そうね、そう言う意味ではここは快適かも知れませんわ」
    自分で納得して、ご機嫌になってる…。

    ・女執事
    「アデーレの家にも、女性の執事っているの?」
    「ええ、おりましてよ。身の回りのこともさせるのであえて女性執事を選んでますもの」
    「メイドさんとは違うの?」
    「全く違いますわよ」
    「執事はわたくしの身の回りの世話だけでなく、秘書的なこともしますけど、メイドは、そこまでやりませんわ」
    「そうなんだ」
    「ええ」
    「…といっても、執事は使用人を統括する立場上、メイドの仕事をする事もありますわね」
    「へえ」
    「そういえば…」
    「うちでは、メイド長とわたくしの執事が女同士、仲が良いので、男の執事は肩身が狭そうですの」
    「たまに見てて、かわいそうになりますわね」
    「なんとなく想像できるよ…」

    ・メイド
    「アデーレってメイドさんの服とか似合いそうだよね」←怖いもの知らずだな和…(--;
    「それは、わたくしに主人は似合わないという意味かしら?」
    「い、いや、そうじゃなくてヒラヒラした衣装とか似合いそうかなと思って」
    「ヒラヒラ…? どうしてメイドがそんな衣装を着れるんですの?」
    「エリノアを見れば分かるでしょう? 使用人は主人よりも地味な服装でいるものですわよ」
    「そうなんだ…」
    (今更だけど、その辺、なんとなくイメージと違うんだよな…)←当たり前だ(笑)
    (お嬢様が我儘っていうのはイメージ通りなのに…)←殺されるぞ(笑)

    ・雪
    「アデーレは雪で遊んだりするの?」
    「そうですわね…。積もり具合によっては、そういうこともありますわ」
    「へえ。やっぱり雪合戦とか?」
    「雪像ですわ」
    「え…?」
    「雪が積もったら、職人をたくさん集めて、雪像を作らせますの」
    「数十人の職人を競わせるのも楽しかったけど…」
    「なんといっても最高だったのは、全員で共同制作させた時でしたわ」
    「さぞかし凄いのが出来たんだろうな…」←声に出してるけどいいのか(笑)
    「ええ。わたくしをモデルにした巨大な雪像の中に人が住めるような空間がありますの」
    「記録的な大雪だから出来た傑作でしたわ。またあんな大雪降らないかしら」
    「それはちょっと見てみたいかも…」

    ・仕事
    「アデーレは仕事ってしてないの? アルバイトとか…」
    「アルバイト…になるのかは分かりませんけど、株式のトレードはしてましてよ」
    「経済と帝王学を同時に学べるからとお父様にやらされてますの」
    「…凄いね」
    「けど、経済はともかく帝王学って?」
    「本物の帝王は、優れた帝王を見抜けるべきだと仰いまして…」
    「だから、わたくしが扱う株は、すべて会長に直接お会いしたグループのものばかりですわ」
    (すごい特殊な環境だなぁ…)

    ・小鳥
    「アデーレは小鳥って好き?」
    「どちらかと言えば好きですわね」
    「そういえばわたくし…よく猫みたいな子だって言われますの」
    「…だからかしら? 小鳥も、美味しそうに見えますのよ」
    「えっ、そ、そうなの…?」
    「ニャー!」
    「っ!!」
    「…って、嘘ですわよ。あなた、まさか信じたんですの?」
    「わたくしが小鳥を襲う獣に見えまして?」
    (…ごめん、少し見えた)

    ・イグアナ
    「アデーレはイグアナとか好き?」
    「ええ。イグアナみたいな人間はともかく、イグアナ自体は好きですわよ」
    「でもさ、爬虫類って気持ち悪くない?」
    「そんなことありませんわ。あの落ち着いた動きとか、長い舌とか、わたくしは好きですわよ」
    「へぇ、女の子はああいうの苦手な人が多いんだけどな…」
    「じゃあ、もしかして虫とかも好き? ゴキブリなんかも平気だったりするの?」
    「ゴ、ゴキブリですって!? あんなおぞましいもの、平気なわけがないでしょう!?」
    「そ、そっか…」
    (基準がよく分からないな…)



    +++

    次はドプナー。
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